日本にマンションが生まれて40年以上が経つ
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マンションが生まれる前は古くは長屋
木造建築が進んでのアパートが一般人の住まいだった
建築技術の進化と土地の高率な使用のもとで
だんだんマンションは増えていき
現在1981年以前の旧耐震基準で立てられたマンションは
150万戸くらいはあるようだ
新しい新築マンションはここ数年で実数は減ったものの
わりと簡単にたっているが立替は進まない
その理由を考えてみるとしよう
1981年以前のマンションは築20年以上ということ
当初は夫婦と子供が2-3人というのが一般的だろう
だが今は子供は独立夫婦だけの世帯が普通のようだ
中には長年住んだマンションを売って
住み替えを進める人たちもいる
買った当初20-30代の働き盛りの人たちも
50-60代が主流となる場合も多い
終の棲家としてマンションを購入しても
自分の残りの人生を照らし合わせると
立替の必要を感じていても
高齢者になるほど立替の意欲は減退する
今のままで余生を暮らしたいと
思う気持ちもわからないではない
また立替の費用の問題もある
多くのマンション管理組合は
最近は立替や改修のための積立金を準備をしているが
なかなか立替の費用を全てまかなうのは
難しいのが現状である
また立替が決まっても集合住宅全員全ての
仮住まいを探すことも結構大変なことだ
若い世代ならともかく立替をすれば
二度引越ししなければならず
このあたりのクリアも立替が進まない要因のひとつだろう
また法律の改正や条例の規定の変更のため
現況の建物のそのままの再建築が
難しい場合もありそれもクリアしなければいけない問題だ
簡単に容積率の緩和はするべきではないが
耐震改修が必要な建物を
耐震化や立替化を促進する動きは必要だろう
新築が減り建築関係者は
新しい需要を取り込むため色々と考えているだろうが
集合住宅のそれぞれの意思を尊重して
建物を建替えることは大変なことだ
阪神大震災級の地震は
いつおきてもおかしくないの状況で
後の祭りにならなければいいのだが