千葉市川市の姉歯設計事務所が構造計算書偽造問題が発覚した
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設計事務所は一般的には建築の設計と監理を担当
家がマンションを建てたときもそうであったが
普通は建築費とは別に、建築費の5%位を監理費として払うのが普通である
故に、建築費を下げるために構造計算書を偽造することは普通は考えにくい
建築費が下がると、設計士の報酬は減るのがあたりまえなのである
コストを下げることは直接建築士の利益にはつながらないからである
ただコストを下げる方法を考えるのも彼らの仕事の分野であるので
そういう部分を担当していた結果とも思える
プレッシャーから構造計算を偽造したと問題の建築士は述べているが
施主や建築業からの、なんだかの依頼があったと考えるのが予測できる
発覚した場合のこともあるので
いくばくかのお金が動いたと考える方が理に叶う気がする
おそらくこの建築士は構造計算だけを担当したのであろう
彼らはある意味職人気質のある芸術家という側面ももっており
自分が設計や監理をする物件を
計算書を偽造するのは考えにくい
ただ耐震性にかなり問題がある住宅を建築した
建築業者にも責任の一端はあると思われる
建築業者もプロである
偽造された計算書で設計された建物が
実際どうなるかはあるていで予想できたのではなかろうか?
建築確認が民間開放されたのを問題視する人もいるが
私はそう思わない
民間解放は役者の膠着製を改善できているし
業務もスピーディになっていると思う
ただ確認する事項の徹底は確かに必要かもしれない
ホテルは耐震確認ができるまで休業
実際に人が住んでいる集合住宅もあるようだ
波紋が広がらないといいのだが