日中歴史共同研究報告書が発表された
Excite エキサイト : 中国ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100131-00000050-mai-cn
日中の歴史の共同の報告書といっても
実際は日本の立場と中国の立場をお互いに発表
それをそれぞれ日本語と中国語で発表という形
共同でありながら違う発表とは
少し奇異にうつるがこれも中国側の事情が大きい
時代背景もあるのでここの事件に対しての
理解が異なるのはやむをえないが
南京事件などの被害者の人数が
日本側では2万から20万
中国側が20万から30万となっている
背景には中国の国情が大きく影響しており
今の共産党の創世がこの時期よりおきており
日本の支配に対しての抵抗から
党つくりがなっている裏事情があるのだろう
中国側の歴史家たちも当然
そのあたりを考慮して
学者本来の過去の歴史解明が
できない部分が大きいのだろう
ただ共同で発表された意義は大きく
何度かこういう発表が行われるようになれば
歴史家たちの交流も増え
歴史観も変わる可能性があるだろう
また時に応じて中国の政治事情がかわれば
急速に共同の事実認識を持つ
意識も高まるかもしれない
旧満州の瀋陽などで
日中戦争の時期の歴史的な建造物を
いくつか見てきたが
どれも内容は変わらず
まず戦争の初期のこと
それから日本が占領してきたこと
そして最後はそこから共産党が生まれ
立派な社会になった
それがどこも描かれている
それを中国人がどう思うか
私はわからないが
少なくとも日本人はへきへきする
中国の生活スタイルは大分替わってきたが
政治が変わらないと
根本的には何も解決しないのかも知れない
中国ではこの部分のNHKのニュースが
遮断されたりとかなり神経質で
共通認識がないと
東アジア共同体への一歩も
遠い道のりである