釣りキチ三平が公開され、ラゾーナで見てきました
釣りキチ三平 | ウーマンエキサイトシネマ
1973年から10年間少年マガジンに連載されていた作品で
ちょうど私が中学生から社会人になるまでの掲載
よく読んでいた作品の一つである
主人公の三平はいわゆる釣りキチガイ
その血統は祖父一平、父平から継いでおり
物語上では海や川だけでなく
色々な獲物を捕らえる天才釣師である
主人公が彼である物語だから
それもある意味仕方のない気がする
作者の矢口高雄にとっては
代表的な作品で三平を終わらせたのも
作品に封印をしたかったということらしい
この連載でも矢口氏はもともと釣好きで
自分を魚紳としてなぞらえた様な気がする
当時の自然派の代表的な作品で
ギャグ路線とか恋愛コメディとかは
あまり無縁な作品であったが
意外と人気が有った
今ほど釣はブームになっていなかったが
その分気軽に子供ができる
レジャーだったのかもしれない
今回の作品は「おくりびと」で
オスカーをとった滝田洋二郎の初作品
そういう話題性はあったかもしれない
ただ作品としては原作そのまま
自然の中で天才釣師が活躍
作品も釣をしている場面は
そんなに長くは無く原作にも
そういう意図があるのかもしれない
ただ時折見られる滝田監督のひねりは心地よく
見るものをくすっとされる
姉の愛子のチョコは
最後まで謎のままかと思ったら
ちゃんと解決策も用意されていて
安心してみていられる作品だ
なぜこの時期にという疑問があったが
少年マガジン創刊50年の記念作品ということらしい
釣は色々異なった舞台でできるレジャー
なんとなく思ったのが今後
シリーズ化もあるのかもと思ったしだいである