私がまだ小さい頃初めて映画化されたロッキー
シルベスタスターロンの出世作で
彼はこの作品で脚本を書いている
その後アポロから好敵手を変えて
六度も映画化されている
ロッキーには息子もいたが
彼は結局ボクサーにはならなかった
そこで最初の好敵手アポロの落とし子が登場
それがクリードというわけだ
アポロには子供はいなかったが
落とし子を夫人が発見少年院から更生させて
社会人として立派に生きていた
これではロッキーの後継者になれないわけで
少年院時代のボクシングを忘れることができない
本当の父がアポロだということも
彼にはその思いを強くさせたのだろう
ロッキーでもそうだったが
ボクサーとしてのモチベーションは大切で
最初は貧乏のハングリー精神で
ドラマは描けるが一度チャンピオン等になると
それを続けるのは難しい
今回の映画は彼の父に対する想いが
大きなモチベーションだろう
地元でボクシングをしたくても
彼の父の環境がなかなかボクシングをさせてくれない
彼はそこでロッキーのいるフィラデルフィアに単身乗り込み
最初は彼を拒否していたロッキーも
彼の熱心さに負けて指導を始める
トレーニングのシーンはロッキーさながら
片手での腕立て伏せ位は私もやってみたものだ
だが学生時代でも一回か二回程度が限度で
かなりの訓練が必要だと思う
チャンピオンとの初対戦も
チャンピアオン側の事情もあって
クリードがクリードとして出場
アポロのトランクスは懐かしい
私もハリウッドに行ったとき
同じトランクスを酒の勢いもあって購入した
この作品を見て今の若者がどう思うのかが
我々の興味あるところだが
我々の世代は大いに思い出し
厚くなるそんな作品だと思った
途中でロッキーのテーマがかかるのも嬉しかった