エドワード・ムーニーjr原作の「石を積み人」の映画化
北海道美瑛を舞台に東京から夫婦で移住
妻の希望から家の前に石塀を
若い職人の見習いの杉本徹と築き始める
ところが妻良子が病で倒れ
夫婦の話から今度は親娘の話になっていく
北海道の自然を舞台にしているので
出演者は極めて少ない
それだけ個の力が発揮できる映画だろう
樋口可南子はあまり女優としての代表作は
田中裕子と共演した北斎漫画くらいで
最近はソフトバンクのCMくらい
だが演技はしっかりしていて
良子がなくなっても存在感が消えず
親娘の話が中心だが夫婦の話も
色々なところで入っていく
色々なところで出てくる手紙が
とてもいいアイテムで
そのたびごとに主公である篤史(佐藤浩市)は
色々考えさせられてしまう
吉田羊も素敵な母親役で
交際中の彼の訪問にいきなり怒鳴ったり
なかなか迫真の演技柄本明との夫婦役もいい
北海道は寒いので生活するのは大変だが
物語を見てこういう生活に憧れる
そういう人間は多いのだろう
私もその一人であるが