先週の土曜日に当社の看板を見て
お客様が飛び込んできた
お宅では売買もしているのかと?
もちろん扱ってるという話をしたら
不動産の登記簿と登記申請書をもってきた
目的の土地は何と小笠原諸島の父島
大滝というところで
土地は二箇所あり合わせて300坪くらいであった
詳しい事情はわからないが早いタイミングでお金にしたいようで
今簡単でいいので査定をだしてほしいとのこと
だがレインズ等で色々調べても
売却された物件で登録されているものもなく
売買の物件情報に載っているものも非常に少ない
彼曰く役所の価格で坪6000円くらいとのこと
それより高くは売れるかとの質問
役所の価格には色々有るので(基準価、路線価等)
それにもよるので即答はさけて色々と調べてみた
小笠原は東京都に属するので
私が在籍する東京本部に問い合わせたところ
小笠原には不動産業者はなく
諸問合せは小笠原支庁にとのこと
直接支庁に問い合わせてみる
すると事情に詳しい役所の方が出て話を聞いてみる
父島はすべて都市計画地域
用途地域はなく建蔽率70%容積率200%
上水道に関しては集落までは原則的には引かれているとのこと
小笠原の土地に関しては景勝地などでは
東京都で買い取る制度が有るので
東京都の小笠原振興課へ担当の方と話してみる
土地の具体的な住所を言うと
都が買い取る場合は
予算や買い取る場合の条件も色々有るようで
(道路の予定があるとか、景勝地の定義等)
改めて電話をもらうことになった
少し時間もかかりそうなので
村内に一つある土地家屋調査士(問合せ先は支庁に聞いた)に問い合わせてみた
当該土地は国立公園内のため
木を一本切るにも
環境庁の許可が必要とのこと
彼の見解でも都に購入していくしかなさそうだ
家に来た売主もきっと
どこかで同じことを聞いてその値段が坪6000円ということなのだろう
あとは東京都からの連絡待ちである