映画の日 109シネマズ川崎で「八日目の蝉」を見てきた
八日目の蝉 | ウーマンエキサイトシネマ
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予備知識なしで映画を見たので
冒頭の裁判のシーンは見る映画を誤ったのかと思った
永作博美の迫真の演技、誘拐犯でありながら
被害者には一切詫びない
この強さが映画が進む上での布石となります
あれ井上真央はどこにいるのかと思ったら
時が現代に戻り誘拐された娘が
大学生になってその役で登場
ここで取材記者の小池栄子が登場して
現代と過去の事件の背景が
交互に映像化されます
井上真央は朝ドラに主演中
天真爛漫な陽子を演じていますが
友達もいないし親子関係もうまういっていない
影がある女性をしっかり演じています
小池と共に当時の当地に取材旅行に出発
最初に住んでいた宗教施設
そしてそこを逃げ出して
宗教施設に居た実家がある小豆島へ
宗教施設では天使役の余貴美子が秀逸
一言一言が聞き入れられる感じ
小池栄子もかつてここに入所していたが
井上真央は当時の記憶があまりない
小豆島では誘拐されていたのだが
たくさんの思い出があって
いろいろな出来事を思い出す
小豆島の景色もいいよね
完全に思い出として美化されている
物語を知っていたのかもしれないが
誘拐犯が捕まるきっかけはだいたいわかった
誘拐犯でありながら見ている方は
できるだけ捕まらないでと思うのは人情
つかまったあとの「子供はお腹がすいています」には
母ならではの言葉なのだろう
井上真央が恋人と接するシーンも
今どきの若者より影がある感じ
キスをするシーンにはそれが出ていた
心に影があるが力強い女性を
永作博美、井上真央が十分な演技だ