東京の地下鉄の運営会社東京メトロと都営地下鉄が統合に向けて協議を始めた
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091111-00001228-yom-bus_all
東京には地下鉄の運営会社が二つもある
東京に慣れ住んだ人は当たり前のようなことだが
ちょっと考えると不思議な現象だ
最初の地下鉄はいまの銀座線
1957年の6月に都市交通審議会が複数の事業主体で
地下鉄建設を進めるべきであると結論
それを受けてすでに一号線の免許を
営団から都と京浜急行に譲渡したのが始まり
その後6号線10号線12号線を都が建設
残りを営団地下鉄が建設した
2004年帝都高速交通営団から
東京地下鉄株式会社として発足し現在に至る
今は日本国政府と東京都が出資する特殊会社で
16番目の大手私鉄でもある
副都心線の開通で新線の建設が終わり
新たな建設の資金が不要になったことも大きい
ただ現在都営地下鉄側が4000億円の
欠損金を抱えており
民間会社と東京都という運営会社の
形態の違いも問題となるだろう
ただ現在の体系では
初乗り運賃の違いや
乗り換えによる運賃の上昇など
利用者にとって不便なことも多い
乗り換える改札が別なのを統一できれば
利用者が受けるメリットも多い
新しい会社の名前が東京地下鉄というのは
いずれ都営地下鉄との経営統合を
考えてのことなのだろう
東京地下鉄は今年中の
上場を目指していたが景気の騰落で断念した
22年3月期の第2四半期(4/1-9/30)決算は
売上げで1907億純利益が213億と
売上げは前年同期程度だったが
純利益は11%の下落という感じ
今後も新線工事に対する出費が少なくなること
輸送人員が大幅に減る可能性は少なく
安定的な収入があると思われる
このままで何れ運賃の値下げがあるかもしれない